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ホームクリーニングの選び方

水道水が作る汚れ

「手が汚れたら水道水で洗う」「食器を水道水で洗う」「洗濯は水道水を使う」と、こんな日常の習慣から、水道水は汚れを落とすきれいなものという印象があります。

確かに、泥汚れなど目に見える明らかな汚れを落とすのには水の力を借ります。もちろん、それ用の洗剤に頼ることがベースにはあるとはいえ、洗剤を流す仕上げは水道水です。

ただ、この水道水にも汚れの原因になるものが含まれています。目に見えないほどのわずかなものなので、長きにわたり使った後に堆積して汚れになります。厄介なのはこのこと。微量なものが時間をかけて堆積した汚れほど落ちにくいのです。

そのひとつは、水道水に含まれるカルシウム。
浴室にできやすい鏡のウロコと呼ばれるものがこれです。カルシウムの薄い膜が、まさしくウロコのように折り重なった汚れです。蛇口にできる白い汚れも同様です。

 

この他にも前回のアシストクリーニングでは、水道管に堆積している銅が流れ出て浴槽が緑色に染まってしまったという例もありました。

いずれも急についた汚れではないので、気付いた時には微量な成分が幾重にも重なって簡単には取り除けない状態になっています。当たり前ですが、水道水によってできた汚れですから、水道水をかけただけでは到底流れません。こすった程度でも落ちません。

白っぽいものであれば・・・①カルシウムによる汚れ
茶色っぽいサビであれば・・・・②鉄による汚れ
青い汚れならば・・・③銅による汚れ
①については、水道水そのものに含まれます。②③については、配管に支障があって、そこから流れ出たものでしょう。

こういった原因から生じた結果であるということを知るだけでも、いろいろなことがわかってきます。わかれば、無駄な労力を払ったりもしません。知ることで、お掃除の半分は終わっていると言っても過言ではないと思います。


特に浴室は、水道水、石鹸、皮脂というように一見すると汚れとは無関係と思われるものが原因となって汚れを作ります。だからこそ、汚れの種類を知ることからお掃除を始めてみましょう。

 
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